緊急避妊ピル(モーニングアフターピル)の費用
緊急避妊ピル(モーニングアフターピル)ご希望の場合、国内における緊急避妊薬承認薬である黄体ホルモン(レボノルゲストレル )1錠1回を処方致します。
緊急避妊ピル | 価格(1セット)税込 |
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レボノルゲストレル錠1.5mg「F」 | 9,900円 |
- 上記の価格に診察料が含まれます。
- 処方なしに、ご相談のみの場合は2,200円(税込)となります。
緊急避妊ピル(モーニングアフターピル)とは
避妊を怠った、コンドームが破けていた、などの性行為後に緊急措置として行う避妊方法です。性行為後72時間以内に多量の混合女性ホルモン製剤を服用し着床を防ぐことで、避妊することができます。服用することで頭痛や吐き気が一時的に生じ、不正出血などのトラブルも考えられますので、こちらはあくまでも緊急措置です。100%期待通りの結果になるものではありませんが、緊急避妊を安全におこなえる方法はほかにありません。
当院では緊急避妊ピル(モーニングアフターピル)の処方を行っておりますが、このような事態が2度と訪れないようにという願いをもって処方しており、緊急避妊後の効果的な避妊方法としてOCの内服をお勧めしています。
緊急避妊ピル(モーニングアフターピル)の処方
緊急避妊の処方は問診にて行います。内診も洗浄も基本的に緊急避妊に必要なものではないと考えられるため、内診や洗浄は行わず問診のみ行ないます。問診では、「最終月経日(生理の始まりの日)」「月経周期」「緊急避妊薬を服薬したことがあるかどうか」をお尋ねします。中には、心配なだけで処方のみを希望する方もいらっしゃいますが、その場合でも問診のうえ処方いたします。但し、念のためにお薬を持っていたいなど、予防のための処方は出来ません。
満45歳以上の方につきましては、リスク等を考慮した医師の判断により、いかなる場合も当院では緊急避妊ピルの処方ができません。恐れ入りますが、他院でのご受診をご検討ください。
未成年の方は保護者の同意書が必要になります。記入して、当日ご持参ください。
当院にて処方ができない方・できない可能性のある方(2021年1月22日更新)
- 50歳以上・閉経後の方
- 妊娠している。もしくは、その可能性がある。
- 現在、授乳をしている。
- BMI30以上の肥満の方
- 以前、ピルの成分で過敏な反応が出たことがある。
- 乳癌や子宮内膜癌などのエストロゲン依存性悪性腫瘍がある。もしくは、その疑いがある。
- 子宮頸癌がある。もしくは、その疑いがある。
- 異常性器出血があり、診断が確定していない。
- 血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患がある。もしくは、過去にこれらの病気になったことがある。
- 1日15本以上喫煙し、年齢が35歳以上。
- 偏頭痛があり、「視界にチカチカした光が出てきて、光が拡大してギザギザした光となり、中心が見えにくくなる」といった視野の異常が見られる。
- 心臓弁膜症があり、肺高血圧症や心房細動が見られる。
- 心臓弁膜症があり、以前、亜急性細菌性心内膜炎になったことがある。
- 糖尿病があり、糖尿病性腎症や糖尿病性網膜症になっている。また既往の方。
- 血栓ができやすい体質。SLEの方。
- 抗リン脂質抗体症候群である。
- 4週間以内に手術を予定している。
- 手術を受けてから2週間以内。
- 産後4週間以内。
- その他、長い間安静状態にしている。
- 肝臓に重篤な障害がある。
- 肝臓に腫瘍がある。
- 脂質代謝に異常がある。
- 高血圧である(軽度の場合は除く)。
- 耳硬化症がある。
- 妊娠中の、黄疸や持続的なかゆみや妊娠ヘルペスになったことがある。
- 現在、身長が伸びている。
※上記以外でも、医師が処方に適さないと判断した場合は、処方できないことがございます。